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本日をもって我が家の愛車で親父の遺産、
日産プリメーラワゴンが他所へ嫁いでいきました。


夢とか恋とか希望とかそういう淡いもんを乗せて、
激動の二十代を共に駆け抜けた相棒でした。
家族の為、友人の為、恋人の為、バンドの為、そしてボク自身の為に、
10万キロ弱元気に走り続けてくれました。


月末にバタバタしてしまいロクに感傷に浸る暇も無かったけど、
今朝綺麗にお色直しをして母親の知り合いに貰われていきました。
思い返せばこまめに洗車してやったりとか、傷を直してやったりとか、
もっと大切にしてやれば好かったなぁと今更思った。


プリメーラが居なかったら恐らく色んなものが全然違ったくらい、
ボクにとっては大事な存在だったんだなぁと思い返したり。
空に成った車庫を眺めながら茫然と、
まるで居るのが当然に成っていた恋人を失ったかの様な錯覚を覚えました。
そんな少し日が短くなった八月の終わりの一日。


八年間お疲れ様でした。
残る余生を元気に走り続けてくれる事を祈ってます。
本当に有難う。