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インテリジェンキンス

https://woblog.lauro.jp/upload/2006/01/intelli.jpg

日々オツムの弱い人がどうしたらお利口さんに成れるのか、
本気で考えている私ですが、今日はインテリジェンス、
即ち知性のメカニズムを自分なりに解明し、
レポートに纏めてみようと思います。
そうです、皆様の大嫌いな読み辛い堅苦しい話ですよ。




知性は知識と知恵で成り立っていると私は考えます。


知識とは外部から入力される情報で在り、
様々な物から吸収する事が出来ます。
この知識を内部で処理し出力する為に必要なのが知恵です。
この知識と知恵のバランスが取れていない場合、
オツムが弱く成りがちな傾向に在ります。


特に成人に多く見られがちなのは知識先行型です。
所謂頭でっかちで、物知り博士です。
今日日、情報等はネットの普及により誰でも容易く入手出来る為、
物知りなだけでお利口さんを気取っても知的とは呼べません。
勉強熱心な処は素晴らしいですが、
マニュアル人間な為応用力に欠けています。
事態がマニュアルから外れてしまった場合対応出来ないので保守的。
知識と経験を混同させてしまう為、未経験な侭決めつけてしまう。
勉強は出来るのに頭の悪い人の典型です。
何故ならば一般の試験等は知識だけで充分だからです。


次に知恵先行型。
こんな人は殆ど居ません。
何故ならば知恵さえ在れば、必要な知識を得ようとするからです。
恵まれない環境に育ち満足な情報が得られない人や、
情報その物の存在を知らない人等は、
これに当て嵌まるかも知れません。
天然ボケや世間知らずと呼ばれたりもします。
然しながら、情報さえ与えれば素直に吸収し要領善くやれる為、
左程心配は要りません。


知識も知恵も持ち合わせていない人は、
もう見るからに莫迦です。
今迄生きてこられたのが不思議なくらいです。
余程温室で大事育てられたのでしょう。
然し、知識先行型に比べ頭も堅くなく、プライドも高くなく、
まるで生まれたての赤児の様な脳味噌なので、
少し大変な経験さえさせてやればどうにか成るかも知れません。


以上の事から、知的に成るには知恵が必要なのです。
然し、知恵は知識の様に外部からは与え難く、
恵まれた日本で生きていくには特に必要で無い為、
知恵の高い人は余り多く在りません。
知恵とは生きていく為に必要な力であり、
過酷な状況を自分の力で乗り切らなければならない
事態に遭遇しなければ、決して養われないのかも知れません。


文明や文化が発達し、マニュアルに従えば無難に生きられる時代故、
そう云った経験が出来る事は稀に成ってしまいました。
けれども誰しも生きている以上何らかの事態に遭遇する筈です。
その際に即何かに頼らず、逃げず、自力で切り抜けようとすれば、
必ず知恵を絞る筈です。
知恵は知識を欲します。
悩んで学んで、
その二つが巧く循環した時に、知性が養われます。


学校で知恵のつく創造の授業をもう少し増やせば、
他の一般的な授業も深く愉しみながら理解出来、
人生に役立てる事が出来る様な気がします。


想像し創造する力、それが知性なのでは無いでしょうか?

https://atori.motherbicycle.com
Posted at 01:32 | Diary
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