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K.ODA

https://woblog.lauro.jp/upload/2005/12/k_oda0.jpg https://woblog.lauro.jp/upload/2005/12/k_oda1.jpg https://woblog.lauro.jp/upload/2005/12/k_oda2.jpg

普段ライヴとかおっくうなわたくしですが、
行って参りましたよバンドメンの聖地、武道館に。
産れて初めて。


何てゆーかライヴする処じゃあ在りませんね。
皇居(では無いらしい)に人がぞろぞろと吸い込まれていく絵面は、
宗教的思想すら感じさせられました。
ボクが行った事が在ると思っていた武道館は、
どうやら国技館という処らしい。
畳で観戦出来ると思って愉しみにしてたのに…。


という訳で、K.ODAについて。
彼は日本有数の、高齢売れ線ラヴソンガーな訳でして、
同じラヴソンガーのわたくしとしては放ってはおけない存在です。
が、彼は若干、愛と恋を混同している節が在り、
辻褄が合わない唄が目立ちます。
しかしながらそんな事はどうでも善く成る程の、
説得力の在る歌唱力と、何処迄も澄んだ声は最強の部類です。
おまけにキーボーディストだった癖に、
ギター迄弾ける風です。
(ライヴではK.ODAの音はほぼ聴き取れませんでしたが)
なので辻褄が奇跡的に合った時の彼の唄は、最高峰です。


そして五十過ぎなのに売れる事に関して超ストイック。
恐らく自分が書きたい事等、もうどうでも善いのでしょう。
タイアップの依頼に対して唄を書く訳ですから、
あの辻褄の合わなさも、敢えての様な気さえしてきます。
職人の粋を感じさせられます。


兎に角ライヴは圧巻。
頼もしいバックバンドも然る事ながら、
彼の唄は武道館を走り回ろうが何だろうが決してよれる事は無く、
三時間に及ぶステージを難なくこなしました。
舞台は飛び降りるわ、客席中を握手して回るわで、
口の悪さとは裏腹にサービス精神旺盛な立派な漢でした。
只、残念ながら皮肉たっぷりのMCは聴き取れなさ過ぎです。
相当面白い筈なのに。


本日のゲストは矢野顕子さんとゆずでした。
クレイジー矢野にこんなとこでお逢い出来るとは、
夢にも思っていなかったのでとても感動しました。
間近で見るC.矢野氏は意外と華奢で綺麗な人でした。
ゆずは見た目は只の中学生でした。
が、声の高い人の後頭部が若干気に成りました。
しかしそんなジーンズメイトの衣装を纏った彼等に、
とても好感が持てました。


最期に間近で見たK.ODAですが、
一言で述べますと、

チャールズ.R.ジェンキンス元軍曹、その者

でした。


どうにかして彼を超えて往けたらと思います。

https://atori.motherbicycle.com
Posted at 01:48 | Diary
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