:: Woblog ::

皆様御機嫌麗しゅう、
最近ダテ眼鏡の度が合わなく成ってきた、
遠近両用ホバークラフト高見 盛です。


さて、今日は私が勤めている某運送会社での宅配中に起きた、
ワクワクアドベンチャー企業を皆さんに語り倒します。


当組織では、
御荷物と真心をお届けする事をモットー（建て前）とし、
労働時間等お構い無しに日夜、老若男 男女がボロ雑巾気取りで
グダグダに成るまで働いております。
その余りのグダグダっぷりに引き起こされる、
上司の失態の尻拭いをするのも勿論仕事の内。
社会人ですから当然ですよね。


その日はですね…
何かもう既に面倒臭く成ってきたのではしょりますが、
兎に角、誰かの所為で荷物のお届けが遅れたんですよ。
そんで私が代わりに荷物を持って、謝りに行く事に成ったんですよ。
小心者の私は、インターホンを押して待っている間に
もう喉がカラカラの手汗グッショリ。
震える体から精一杯の声を振り絞って、


「お届けが遅れまして大変申し訳御座いませんでした、
○○ト運輸です。○○様からの御荷物をお届けに参りました。」


と、あたかも申し訳無さそうに台本通りの台詞をぴしゃり。
長い沈黙の後、重く閉ざされたドアが開き、
明らかに不機嫌そうな顔のマダムがｸﾞﾝﾆｮﾘと現れた。
すかさず脱帽し、深々と頭を下げ謝罪する
立派な社会人を演出する私に向かって浴びせられた、
マダムの恐るべき第一声は私の想像を遥かに絶する物だった。


「ちょっとアナタ山猫さん？！山猫さんなのっ？！！」



は？

ヤ　マ　ネ　コ　？



生物学に迄首を突っ込んでしまった彼女のスピリチュアルワードに、
私のアドレナリンは大放出。
私は社会人は愚か、ヒトですら無かったのです！
こりゃあ一本取られたと観念し、


「はい！山猫で御座います！」


と完全屈服の姿勢で臨みました。
その甲斐在ってか、マダムは許してくれましたが、
もう山猫には宅配は頼まないそうです。


その方が善いと思います。


社会に出るって大変ですね。^^


今日の教訓
うろ覚えは辞めた方が善い。